6月議会の一般質問

~学校給食費の公会計化を求め、教育費の保護者負担の再考を~

学校給食費は、給食センターからの給食実施校30校分だけでも、学校長や保護者などで組織される「学校給食会」(私会計)が毎年約8億円を保護者から徴収しています。給食費の未納が多いことが問題になり、未納者対策として、戸別の徴収もしてきました。しかし未納家庭の割合は全国平均より低い状況であることが答弁からわかりました。

府中市のように自治体の歳入・歳出に組み込まれない「私会計」で市が戸別徴収をすることは問題であり、公会計に移行することで会計内容が市民にも明らかになります。就学援助を受けている家庭は「学校給食会」の口座に給食費が直接振り込まれていますが、就学援助が必要な家庭に行き届いているのか、貧困や格差是正のために自治体の補助ができないのかなどの検討が議会でできます。そしてその先には給食費や教材費の無償化への議論にもつなげられます。

教育長からは、この秋から新給食センターで全校の給食が賄われることから、来春までに公会計の準備をすすめるとの答弁がありました。公会計化するだけでなく、保護者負担の実態調査を行ない、子どもや家庭の状況をきちんと把握し負担軽減を求めました。

新給食センター見学会での試食メニュー

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