2011年を振り返って

〜都民投票条例の制定を求めて〜

 2011年は、本当にいろいろなことがあった年でした。

 4月に議員となり、6月、9月、12月とすでに3回の議会活動を終え、行政の事、議員としての勉強をさせていただきました。

 しかし、なんといっても3月11日の東日本大震災のことは、すでに9か月が過ぎようとしていますが、多くのことを考え直さなければならないこととして、深く記憶に刻み込まれています。

 12月10日より、「原発の是非を問う都民投票条例の制定」を求める署名活動が展開されています。
府中は、1月22日に市長選が予定されているため、署名活動は1月23日からとなります。

 3.11後の原発事故の影響により、目に見えない放射能汚染の不安が私たちの生活を脅かしています。
私たちは、放射能の学習会をしたり、独自に空間線量を測ったりしました。
 食品の放射能汚染を心配して、行政独自に食品の測定器を購入し測ってほしいという要望がでていますが、市では、学校給食など、一部の品目の測定を数回外部委託で行っている状況で、要望通りにはなかなか進みそうにありません。
 国会では、原発輸出をすすめるなど、原発容認の流れも見えています。

 私たちは、これまで市民の政治参加をあらゆる場でつくりだし、意思表示をし、市民の自治につながることを大切にして活動してきました。都民投票条例の制定という直接請求は、決定に参加できる市民の権利だと思います。
 原発稼働の賛否について判断する機会とし、今一人ひとりが原子力発電について真剣に考える時だと思います。

 2012年 良い年をお迎えください。