2017年 3月議会の一般質問 

府中市の『道路施設等包括管理事業』の評価と今後のあり方について

市は2013年に道路、公園、下水道などのインフラの維持管理や補修更新について管理方針を定めたインフラマネジメント計画を作りました。この計画に沿って府中市は、2014年度から全国的にも例のない、包括的民間委託という官民連携の手法を道路管理に取り入れました。

これまで市直営の作業や工事の種類ごとに複数の委託で行なってきた道路巡回や清掃、街路灯の補修や植栽の管理を3年間一つの企業体に委託し、府中駅前のけやき並木周辺をモデルエリアとして実施してきました。市は事業を継続する予定でしたが、2017年度は休止することがわかり、その理由や今後について質問をしました。

休止する理由は、「3年間の事業の検討や評価を入念に行なうため」とのことです。包括委託は、コストを削減するための手法だとして市はこれを道路管理に導入しましたが、現場で働く職員の人員削減につながります。道路の安全性の維持や災害時の対応は市の大きな役割と考え、休止を機会に包括委託の見直しを訴えましたが、2018年度からはエリアを拡大し事業を実施するとの考えです。市民の生活に密接に関係する道路の維持管理は、包括委託ではなく市が責任を持って行なうことを求めました。

 

 

次の記事

6月議会の一般質問