2016年 9月議会を終えて

9月議会が終わり、議会報告レポート「わくわく通信」を街頭で配布しながらアピールしました。

府中駅前ペデストリアンデッキにて、西埜さんとともに

府中駅前ペデストリアンデッキにて、西埜さんとともに

9月議会では、空き家対策について一般質問しました。

「空き家をまちの資源として活用しよう!」

最近、地域で空き家を見かけることが増えました。自治体によっては、空き家を高齢者のサロンや小規模保育園・障がいのある方の住まいづくりに活用しているところもあります。府中市の空き家対策の現状と今後の取り組みについて聞きました。

空き家対策は喫緊の課題

市が行なった目視による調査の経過によると、適切に管理が行われていない空き家は、2016年3月末で95戸あるとしています。しかしそれ以外の居住していないとみられる住宅も増加しています。2013年度の住宅・土地統計調査によると、府中市の居住者のいない空き家は、約1万5千戸あり、そのうち転居や入院などの理由で長期間不在の空き家が約1600戸あるといわれています。このような空き家をどうするのか、荒廃する前に未然の予防策を立てることが今必要であり、有効活用できないものでしょうか。

空家等対策協議会」が立ち上がったけれど・・・。

昨年国は、「空家等対策の推進に関する特措法」を施行し、法に基づき今年度から府中市は、「空家等対策協議会」を立ち上げました。2017年度末までに「空屋等対策計画」を作成し、荒廃した空き家などの認定基準の策定や適正管理に向けた対策がおもな検討課題としています。いくつかの自治体で行なっているような地域のサロンなどのへの活用促進については、現在は考えていないとのことです。

その理由として、高齢者福祉や子育て支援、待機児解消など、公共目的に使用する場合には、相続の問題や改修費用の相談が必要となり、弁護士や、税理士など専門家や市役所内の複数の課との連携が必要で、配慮する点がいくつかあるとのことでした。

空き家を活かしてまちづくり

世田谷区では、地域コミュニティの活性化として、空き家を利用した子育て支援、地域の交流の場づくりなどを促進しています。そのために、利用団体と空き家のマッチングをNPO団体に委託し、一定の基準を設けて改修費用や初期整備費用の助成も行なっています。また京都市では、住民がつくった実行委員会に専門家を配置し、空き家を活用したゲストハウスなど、街並みを活かしたまちづくりをすすめています。空き家活用に向け、庁内の福祉部局との連携をすすめ、積極的な取り組みを行なうことを求めました。

京都市の空き家活用を視察

京都市の空き家活用を視察